2014 VIRE CLESSE / LES HERITIERS DU COMTE LAFON ムルソーのスペシャリストとして名高いコント・ラフォンが マコンの地で造るムルソーさながらのリッチな味わいの白ワイン。
程よいミネラル感と、エレガントな酸が心地よい優雅な仕上がり。
「ムルソーの巨人」と称され、コシュ・デュリと並ぶムルソーのスペシャリスト、 ドメーヌ・デ・コント・ラフォン。
1868年、ジュール・ラフォン伯爵によって設立されて以来、 代々ラフォン家によって運営され、1987年には現当主、 ドミニク・ラフォン氏が醸造責任者になりました。
ドミニク氏は醸造テクニックに偏っていた古い手法を一新し、 ブドウ栽培に重点をおいた新しいワイン造りへと改革。
自ら畑を耕し、1995年からビオディナミを開始。
1998年には全ての畑をビオディナミへ移行しました。
そのような変革が実を結び、コント・ラフォンのワインは世界的に高い評価を受け、 その名声と生産量の少なさによって、価格は年々高騰。
現在も入手しづらい状況が続いています。
そのような中、ドミニク氏は「より身近でより気軽に楽しめるワインを造りたい。
」 という想いのもと、1999年同じくブルゴーニュ地方のマコンの地に レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンを設立。
エリティエールとは、「後継者」という意味であり、世界最高峰の白ワインと称えられる コント・ラフォンのムルソーのスタイルをしっかりと受け継いだワインを目指しています。
ドミニク・ラフォン氏が選んだマコンという土地は、 コート・ド・ボーヌの南に位置するマコネ地区にあります。
マコネ地区にはシャルドネ村が現存することから、 シャルドネ発祥の地と言われています。
レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンでは、 本家コント・ラフォンと同じビオディナミを実行し、 100%マロラクティック発酵、ノンフィルターで瓶詰めしています。
ムルソーと同じ贅沢な手法で造られるワインは、 マコンらしいフレッシュさがありながら、 ムルソーを思わせる凝縮した果実やナッツの香り、 きっちりとしたミネラルと上品な酸があり、 洗練された一流の風格が感じられます。
"ヴィレ・クレッセ"は、ヴィレ村とクレッセ村の2つの村の連名により 誕生したマコンの中で今、最も注目を浴びているアペラシオン。
マコン市の北15キロメートルほどに位置するヴィレの村から 数キロメートル南のクレッセまでを結ぶ、南北に連なる丘陵に位置しています。
以前よりこの地域のワインは、その味わいを高く評価されてきました。
そして1999年、このヴィレ・クレッセの丘陵に広がるブドウ畑は、 AOCヴィレ・クレッセとして単独のアペラシオンに格上げされました。
2014年は、凝縮感がある熟成向きの古典的なヴィンテージ。
7月に豪雨に見舞われ、気温も低めでした。
ところが一転、8月下旬からは晴天に恵まれ、気温も高くなり、 しっかりと成熟し、収穫前の天候がすべてを好転させ、 小粒で良質なブドウの収穫に成功。
非常にバランスの良いワインが造られた年です。
レ・ゼリティエール・デュ・コント・ラフォンでも、 過去を超える、躍進したヴィンテージとなりました。
アカシアや菩提樹のアロマ、桃やパイナップルを思わせる豊かな果実味に、 はちみつやナッツの風味が華を添えています。
他のマコンに比べて構成がしっかりとした濃密な味わい。
程よいミネラル感と、エレガントな酸が心地よく、 チャーミングな余韻にも魅了される、優雅な仕上がりです。
ブドウ品種:シャルドネ 100% ※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。